メンタルヘルスについては今のところはさほど困っていないけど、大丈夫なうちに備えておく。
ストレッサーによって引き起こされるストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つに分けることができます。心理面でのストレス反応には、活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)などがあります。身体面でのストレス反応には、体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などさまざまな症状があります。また、行動面でのストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加などがあります。
参考: 1 ストレスとは | こころの耳
心理面、身体面、行動面で、こういう症状はありませんか、こういう行動を取っていませんか、というチェック項目。
同サイトの3 ストレスへの気づき | こころの耳も参考になる。
積極的な問題解決
解決のための相談
気分転換
発想転換
人に感情をぶつける
我慢する、先延ばしにする
参考: ストレスのしくみとワークシート
横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンターが提供してくれているメンタルろうさいにある。
それぞれの項目は個々人の性格によって実行しやすい or しにくいものはあるだろうけど、しかしいずれも技術として体系化されるものであるということ。 “メンタルろうさい”保健指導マニュアルの25ページにも各項目の詳しい解説がある。
腹式呼吸のすすめ
ストレッチングでリラックス感を味わおう
適切な睡眠のための7箇条
日常生活でストレスを発散しよう
参考: ストレスと上手につきあおう リラクセーションのすすめ | こころの耳
呼吸、ストレッチ、睡眠、マインドフルネスあたりはお金もかからないのでやりやすい。
資料の最後のページに笑いのすすめがある。 『エズミに捧ぐ』に出てくるユーモアの話を思い出した。
「父に言われたんですけど、わたしには全然ユーモアのセンスがないんですって。ユーモアのセンスがないから人生に太刀打ちできないって、父は言うんです」 (p. 153) ―― J.D.サリンジャー、野崎孝訳「ナイン・ストーリーズ」(新潮文庫)
『夜と霧』を読んでいたらこちらにもユーモアの話題があって、人間にとって普遍的な救いであることが窺える。
「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。ユーモアとは、知られているように、ほんの数秒間でも、周囲から距離をとり、状況に打ちひしがれないために、人間という存在にそなわっているなにかなのだ。」 (p. 71) ―― ヴィクトール・E・フランクル、霜山徳爾訳「夜と霧」(みすず書房)